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2025/02/12 02:39 |
影を抱く
すごく好きな作家がいたことを思い出した。
野尻抱影。
星のこと、星とその下にいる人間のことを語る彼の口調は優しい。
「星 三百六十五夜」は春夏秋冬で分冊されていて、「夏」が好きだったんだけど誰かに貸して行方不明になったまま。
手元にある「冬」では、「軍靴」という一編が好きです。
抱影って素敵な号ですよね。

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2011/05/03 15:36 | 雑記
ちょっと学生時代に戻って
愛読書について語るついでに、何名かに学術書について質問受けたのでGWということで話してみる。

学術書でのオススメは、正直いろいろありすぎて挙げきれないです。
社会科学やるなら聖書+ギリシャ西洋哲学から始まる社会哲学系は概説等であっても一通りおさえておいて損はないと思います。というか知っていた方が断然理解できるし面白い。
古典はとりあえず置いておくとして、学派も時代もばらばらですが読んだ中で印象に残っている本を幾つか。
ネグリ「帝国」(の一連の図書)
ノルベルト・ボルツ「世界コミュニケーション」
クルーグマン「格差は作られた」
ガルブレイス「ゆたかな社会」
ゴフマン「スティグマの社会学」→「アサイラム」
ホワイト「ストリート・コーナー・ソサエティ」
古いけどジンメル「貨幣の哲学」
上記あたりは、読んでいて(私は)退屈しなかった本です。

ちなみに私はシステム論で論文書きましたが、参考文献のどれもが死にそうに難解かつ抽象的だったので、具体例に溢れた学術書は(実践的かどうかはともかく)とても好ましく感じられます。
国際関係論だと、恐らくグローバリズム、ナショナリズム、リバタリアン、大きなor小さな政府云々について調べることが多いと思うのですが、哲学ふまえた○○主義の文献はもちろん、GATTやWTO、ITUやITC(通信関連~電話・ネット・衛星=軍事利用可だから)の流れを追い掛けて、条文読んだり、各国の政策調べたりするのも面白いですねー。

以上、与太話でした。
では、書く作業に戻ります。

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2011/05/03 01:46 | 雑記
愛読書?
愛読書を語ろうと思うと物凄く長くなってしまうことが試行錯誤で分かったので、好きに語ろうと思う。
タイトルを挙げて、これはどう、こう、と言うのもなんだかしっくりこない。物語の内容は、読めばわかる。だから、こういう傾向が好きだということを語って、ついでに幾つかの本の名前を書こうと思う。

本を読むという行為には、①本に書かれた内容を読む、②本が書かれた背景を読む、という二つの種類があると思う。
史記、翻訳小説、古典といったものを読むとき、この本がどの時代に、どういった人物によって、どういった文化的背景があって書かれたのか、と考えることが多い。
書かれた言葉の(おそらくそれは、読もうとする本の外側にある)文脈が分からないと、「読めない」からだと思う。
SFやファンタジーも、設定やらアイテムのことを調べようと思えば、現実との繋がりがいっぱいあって読む本には事欠かない。
というわけで、本を読むときは基本的に調べ物もくっついている気がする。
銀河英雄伝説を例にとれば、1900年前後のドイツ・アメリカ史や服飾史、WW1~WW2の戦史関係、スナイパーの心理、戦争論、海戦入門、宇宙系の科学本などに手を出した。
別にだからどうだというのでもなく、自己満足というか暇潰しだけれども。
大学時代の専門が、ちょうど20C以降の政治経済社会に関連した分野だったからかもしれない。

とまあ、ここまでつらつら書いてて愛読書に掠ってもいないことに気付いたので、ちょっとタイトルを並べてみる。読み方なんて人それぞれだし、最終的には面白ければなんでもいいのかもしれない。
割と最近の作家編
久世光彦「謎の母」
向田邦子「父の詫び状」
梨木香歩「村田エフェンディ滞土録」
村山由佳「星々の舟」

って並べながら、やっぱりこれがいいと決めるのはとても難しい気がしている。
色々ジャンルあるじゃん!と思ってしまう。
ジョン・ダワー「敗北を抱き締めて」 ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」とかも学術書だけど面白いし。
なんか考えがまとまらなくなってきた。

また後で書きに来ます。

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2011/05/01 23:22 | 雑記
みえないもの
夜に頑張って攻殻機動隊solid state society3Dを見てきました。
というか、たまたまた映画気分で映画館行ったらやってたので見てきたという真相。

全然ストーリーにかすってない感想をここで述べますと、あの映画を見て思ったのは、複雑になりすぎたシステムとか世界を俯瞰してみることのできる存在ってのはありえない中で、あちこちに散らばった情報の断片を再構成して見せてくれるシステムが人間には必要なんだな、ということ。
(一応、ニュースメディアがあるんですけど、制作サイドの恣意的な選択ですし)
今の世の中を騒がしている原発問題でも、どこぞの砂漠化や環境問題でも、自分の身に降りかかっている、直接的な問題でない限り、それを目の前に「さあ、これが問題だ」と提示してくれる他者がいない限り、私は生活の中で問題に気付くこともできないし、またそれに対処する必要もないし、つまりは「ないこと」と同じになるのだ、という感覚を強く意識させられた。
あとは、政府とかお役所が現在の世界、国家でのメインの組織というか共同体のベースなんだけど、この映画的に言う(神山的に?)ソサエティというものは、別にメイン以外のサブネットワークが存在しうるし、そういった非公式な網をもっと活用しろ、という風に受け取れる…というネタは、たぶん「東のエデン」でも応用されていると思う。

他には、荒巻はなぜあんなにかっこいいんだ、IGの描くヘリや車はしびれるあこがれるぅといった感想も勿論あるんですが、今回は割愛しておきます。
また語り合える相手がいなかったので、ここで吐き出してる。


愛読書について訊いてみたい、というメッセージを頂いたのですが、語ると長い気がします。
なので、GWの時間があるときに語れたら語ってみたいのですが、何から話せばいいのやら、といった気がします…。

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2011/04/26 00:13 | 雑記
西へ東へ
毎日なんでこんなに時が過ぎるのが早いのでしょうか。
なんでこんなに次から次へと問題がわき出るのでしょうか。(主に仕事関係で)
数人なぐりたい候補がいるんですが、いつ非暴力的な宣戦布告ができるのかと時機を窺っております。
目指せ下克上。さらし首!

今週末は結婚式で大阪へ。
行きたいような行きたくないような、そういう関係の方の結婚式だったりする(え)
なにも準備できてないんですよね。前と同じ衣装で行ったら駄目かな~招待客かぶってるかな~と考えてみて、靴とドレスは新調すべきかという結論。
春らしいパステルカラーの服を買いたい気分です。

拍手やメッセージ、いつも有難く拝見しております。
かたつむりどころか最近はミジンコレベルの前進しかできておりませんが、家に籠もる時間があるときにはあれこれ書き散らしているので、まあ、頑張ります。

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2011/04/22 01:03 | 雑記

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