たぶん世界中の大方の人にとってはどうでもいい私の話を、自戒を込めてここに書いてみる。
ゆうべ、酒を飲んで初めて記憶をなくしました。
場所:自宅
一緒に呑んだ人:友人3名
飲んだ量:4人でワイン4本
久々に友人と会って楽しい気分で、ぱぁーっとなって酒が進んでしまいました。
床が回っていたので、酔っている自覚はあったんですよ。
で、お風呂の支度をしに立ったところまでは覚えている。時刻、0時半。
そこからすこーんと記憶が飛びまして、意識が覚醒した時刻、午前6時。
ベッドで布団にくるまって寝ており、寝間着にばっちり着替えてましたが、化粧は落とさず、ピアスもつけたままでした。
起きた時の心の声
(ん…寝てたわ。あーいま何時だろう、6時!? 友達置いて寝るとかないわー、ところで私、いつ着替えた? 寝る前って何してた? というか、本当に私、どうやって着替えたんだろう、脱いだものどこいった!?)
内心、頭を抱えつつも化粧を落として本格的に寝る準備を終えて、再びベッドへ(この時点でもまだ酔いが残っていたので)
しかし、着替えたプロセスがどうしても思い出せず、まさか自分は何か粗相をして着替えさせてもらった挙げ句にベッドに放り込まれたのではないか、と悶々と悩みました。
それから数時間後、皆が起き出してきたところで調査開始。
聞き取った情報をまとめたところ、自分はしごく普通の顔して普通に喋っていた、とのこと。
内容どころか喋ったことすら覚えていない自分。しかし着替えは自分でしたようで、脱いだものの一部は洗濯機の中
から発見され、特に迷惑もかけていなかったことに安堵。
慣れた行動を無意識に実行して、とりあえず着替えてベッドにもぐりこんだようです。
私は私の非常電源ならぬ非常意識を褒めてあげたい。
けれども、もう二度と意識をなくすような醜態をさらすまいと、心に誓いました。
オチはないのですが、ここに書いておけば目にする機会もあるだろうと、書いてみました。
ほんとう、私ってどうしようもない。
猛省しつつ。
拍手やメッセージ、いつもありがとうございます!
どうしようもない人間ですが、酒を控え勤勉に健康的に生活していきたいと思います。
創作に励むことにします。
ゆうべ、酒を飲んで初めて記憶をなくしました。
場所:自宅
一緒に呑んだ人:友人3名
飲んだ量:4人でワイン4本
久々に友人と会って楽しい気分で、ぱぁーっとなって酒が進んでしまいました。
床が回っていたので、酔っている自覚はあったんですよ。
で、お風呂の支度をしに立ったところまでは覚えている。時刻、0時半。
そこからすこーんと記憶が飛びまして、意識が覚醒した時刻、午前6時。
ベッドで布団にくるまって寝ており、寝間着にばっちり着替えてましたが、化粧は落とさず、ピアスもつけたままでした。
起きた時の心の声
(ん…寝てたわ。あーいま何時だろう、6時!? 友達置いて寝るとかないわー、ところで私、いつ着替えた? 寝る前って何してた? というか、本当に私、どうやって着替えたんだろう、脱いだものどこいった!?)
内心、頭を抱えつつも化粧を落として本格的に寝る準備を終えて、再びベッドへ(この時点でもまだ酔いが残っていたので)
しかし、着替えたプロセスがどうしても思い出せず、まさか自分は何か粗相をして着替えさせてもらった挙げ句にベッドに放り込まれたのではないか、と悶々と悩みました。
それから数時間後、皆が起き出してきたところで調査開始。
聞き取った情報をまとめたところ、自分はしごく普通の顔して普通に喋っていた、とのこと。
内容どころか喋ったことすら覚えていない自分。しかし着替えは自分でしたようで、脱いだものの一部は洗濯機の中
から発見され、特に迷惑もかけていなかったことに安堵。
慣れた行動を無意識に実行して、とりあえず着替えてベッドにもぐりこんだようです。
私は私の非常電源ならぬ非常意識を褒めてあげたい。
けれども、もう二度と意識をなくすような醜態をさらすまいと、心に誓いました。
オチはないのですが、ここに書いておけば目にする機会もあるだろうと、書いてみました。
ほんとう、私ってどうしようもない。
猛省しつつ。
拍手やメッセージ、いつもありがとうございます!
どうしようもない人間ですが、酒を控え勤勉に健康的に生活していきたいと思います。
創作に励むことにします。
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それなりに日本列島を東西南北飛び回る日々でした。
生きています。
出張+友人結婚式であちこち行っていたので、旅の友として本を買いました。
昔から、梨木香歩さんは好きな作家さんです。
温かみのある文章で、空間や人をとても大事に描写してくれる…って言葉で伝わるか判らないのですが、眼差しが優しいというか。
でも現実ってとても厳しくて汚くて、文章なんかじゃ言い表せないほどひどいこともあったりして、それをさりげなーく忍ばせて、でも大らかに世界ってものと向き合っている。
以下は勝手な読み取りゆえに至った感想なんですが、梨木さんはたぶん現代社会の在り方に馴染めなかったというか、距離感を置いている人なんだろうな、と。
社会不適合と言ってもいいかもしれない。一般社会の常識に添いたい。添った方がよいと思う心と、それに添えない、添いたくない心を滲ませている感じ。
これも自分勝手な話なんですが、梨木さんの文章を読んでいると大学時代の恩師(イエズス会の修道士でした。ずいぶん型破りな爺さんでしたが)を思い出します。なんか雰囲気が共通するというか。
彼女が信仰を持っているのかは知りませんが、常に信仰を探ってる人(特に、カトリックの神と精霊と子の在り方、その距離感?)って、あ、この人は信仰があるっていう感覚を伝えてくるような気がします。
私自身は特になにも信仰する宗教がないのですが、神とか仏とかなんでもいいんですが信仰の対象を自分の中に持ってるってどんな感じなのかな?と興味深く思っています。
信仰って、心に働きかけるルールだと思うんですね。
信仰によって、彼もしくは彼女もしくは中性的、神的な何かが語ったルール、そうあれ、って言われる形式に添おうと頑張るわけじゃないですか。
学生時代に、これって学歴や美しい外見や年収や幸福な家庭像、愛国心みたいな一般常識も信仰対象なんじゃないか?と思ったことがありまして。
特定の個人じゃなくて社会みたいに捉えきれない自分の外側の何者かが、そっと囁いてくる。
そうしなさい。そうした方がよい。そうすることによって幸せになる。
そう思うと、私たちは実は信仰を持っているんじゃないか。私の心や、行動を規定する何かが、私の中には入り込んで語りかけてくるわけですね。
これを昔の社会学者はegoとidとか区別したり、社会には道徳って規範があってそれが大事!と言ってみたり。
話が逸れましたが、特定の宗教的信仰を持つと、いつのまにか心に入り込んだ○○信仰を相対化できていいのかな、と思うということです。
だからといって、相対化してくれる信仰に比重を置きすぎると俗世を捨てちゃったりするわけですが。
信仰の善悪はともかく、信仰を持つとそれを実践する生活を送るわけで、前述の、それに添いたい心と添えない心というアンビバレンスな状態を自分に強いることになるわけですね。
そういう人の、心の深さというか、精神的な奥行きには、はっとさせられる瞬間があります。
信仰で大事なのは、自分自身の生活とのバランスと他人に強要しないことだと思うので、過度なダイエットや学歴至上主義や人種差別や民族主義、幸福の押し売り的布教活動も、個人的には疑問があります。
そう、学生時代にけっこう考えたこの手の問題の結論は、「自分のことは自分が一番見ている」ということでした。
梨木さんの本は人との距離感とか生活ってものを捉えなおすチャンスを与えてくれるので、とても好きです。
というわけで、読んだのは「雪と珊瑚」というものでした。
上記のくだまきは、全然、内容にはかすってないです。すみません。
拍手やメッセージにいつも力添え頂いています。ありがとうございます!
そろそろ本編更新できるように準備しておりますので、しばしお待ち下さい。
生きています。
出張+友人結婚式であちこち行っていたので、旅の友として本を買いました。
昔から、梨木香歩さんは好きな作家さんです。
温かみのある文章で、空間や人をとても大事に描写してくれる…って言葉で伝わるか判らないのですが、眼差しが優しいというか。
でも現実ってとても厳しくて汚くて、文章なんかじゃ言い表せないほどひどいこともあったりして、それをさりげなーく忍ばせて、でも大らかに世界ってものと向き合っている。
以下は勝手な読み取りゆえに至った感想なんですが、梨木さんはたぶん現代社会の在り方に馴染めなかったというか、距離感を置いている人なんだろうな、と。
社会不適合と言ってもいいかもしれない。一般社会の常識に添いたい。添った方がよいと思う心と、それに添えない、添いたくない心を滲ませている感じ。
これも自分勝手な話なんですが、梨木さんの文章を読んでいると大学時代の恩師(イエズス会の修道士でした。ずいぶん型破りな爺さんでしたが)を思い出します。なんか雰囲気が共通するというか。
彼女が信仰を持っているのかは知りませんが、常に信仰を探ってる人(特に、カトリックの神と精霊と子の在り方、その距離感?)って、あ、この人は信仰があるっていう感覚を伝えてくるような気がします。
私自身は特になにも信仰する宗教がないのですが、神とか仏とかなんでもいいんですが信仰の対象を自分の中に持ってるってどんな感じなのかな?と興味深く思っています。
信仰って、心に働きかけるルールだと思うんですね。
信仰によって、彼もしくは彼女もしくは中性的、神的な何かが語ったルール、そうあれ、って言われる形式に添おうと頑張るわけじゃないですか。
学生時代に、これって学歴や美しい外見や年収や幸福な家庭像、愛国心みたいな一般常識も信仰対象なんじゃないか?と思ったことがありまして。
特定の個人じゃなくて社会みたいに捉えきれない自分の外側の何者かが、そっと囁いてくる。
そうしなさい。そうした方がよい。そうすることによって幸せになる。
そう思うと、私たちは実は信仰を持っているんじゃないか。私の心や、行動を規定する何かが、私の中には入り込んで語りかけてくるわけですね。
これを昔の社会学者はegoとidとか区別したり、社会には道徳って規範があってそれが大事!と言ってみたり。
話が逸れましたが、特定の宗教的信仰を持つと、いつのまにか心に入り込んだ○○信仰を相対化できていいのかな、と思うということです。
だからといって、相対化してくれる信仰に比重を置きすぎると俗世を捨てちゃったりするわけですが。
信仰の善悪はともかく、信仰を持つとそれを実践する生活を送るわけで、前述の、それに添いたい心と添えない心というアンビバレンスな状態を自分に強いることになるわけですね。
そういう人の、心の深さというか、精神的な奥行きには、はっとさせられる瞬間があります。
信仰で大事なのは、自分自身の生活とのバランスと他人に強要しないことだと思うので、過度なダイエットや学歴至上主義や人種差別や民族主義、幸福の押し売り的布教活動も、個人的には疑問があります。
そう、学生時代にけっこう考えたこの手の問題の結論は、「自分のことは自分が一番見ている」ということでした。
梨木さんの本は人との距離感とか生活ってものを捉えなおすチャンスを与えてくれるので、とても好きです。
というわけで、読んだのは「雪と珊瑚」というものでした。
上記のくだまきは、全然、内容にはかすってないです。すみません。
拍手やメッセージにいつも力添え頂いています。ありがとうございます!
そろそろ本編更新できるように準備しておりますので、しばしお待ち下さい。
というわけで、行って参りました銀河英雄伝説@宝塚。
主観しか含まれていない感想文です。
チケットをとってくれた友人のお陰で、一階前寄り中央席で見られました。ありがとう、もつべきものは良き友よ。
羽背負って階段降りてくるラインハルト様に会えました。この休日に一片の悔いなし!
(でも直視できずにこっそり爆笑してしまいました。それだけでなく、開演から終幕まで、ずーっとにやにやしてました。)
率直に申し上げますと、個人的にヅカ銀英伝は”ものすごく楽しかった。”
というのも、大好きな銀英伝をですよ。天下の宝塚歌劇団が演じてくれる訳ですよ。
シナリオ関連はネタバレなので一番下に回しておきます。
とりあえず、主役はラインハルト様でした。それだけは間違いない。ヅカ銀英伝はラインハルトの話です。
-ヅカ
ヅカは初めて見ましたが、宝塚歌劇団はすごくハイレベルな演劇技能を持った劇団で、ヅカ・メソッドというのでしょうか、同一の表現様式で育成された人達だけに群舞の統一感もすごく、群衆モブさえも光っている。
歌も台詞回しもダンスもうまい! 情緒の表現もわかりやすい。もうね、演じてる人達すごい、と素直に思います。
(こういうのは、あまりテクニック寄りでない舞台を幾つか見ると、よくわかります)
-演出
演出や大道具の使い方巧いです。すごくスムーズに場面転換やダンス・歌が劇として流れていくんですよ。
舞台演出の中でおお!と思ったのは、宇宙戦のシーンを、舞台上にあるスクリーンに3Dを投影して、あたかも艦橋モニタがそこにあるかのように見せて艦隊戦を表現したこと。
原作知らない人でも理解できるし、原作知っている人は、艦橋モニタですね、わかります、という感じです。
舞台演出が洗練されています。道具を作るのではなくて、映像を投影して風景を作り出す、という手法がとても鮮やかに使われています。墓地の風景、昔のミューゼル家とキルヒアイス家の様子、宇宙の星雲など美しゅうございました。
-衣装
衣装凝ってました。何回着替えた。主役ラインハルトは3回以上、衣装換えてます。
ラインハルトに関して特筆すべきは、マント裁き。あの軽やかかつ滑らかなひらひら感を演出するマント、素敵です。そのマントをオーベルシュタインが頬ずりするので、途中どん引きというか、びっくりしました。
話の都合上、貴族たちが沢山出てくるのでドレスや貴族衣装があちこちターン、ジャンプ、ひらひらーっと踊っています。豪華でした。
同盟軍の軍服は、アニメや漫画のように短裾のジャンパーではなく、お尻が下半分まで隠れる丈のピーコート風で、黒の長靴にベレーがきまってました。ヤンかっこよかったよ。ヤンかっこよかったよ。大事なことなので(略)
-シナリオ(ネタバレ自重しませんので反転しておきます)
まず、導入で銀河帝国および自由惑星同盟の成立経緯をダイジェストで教えてくれる上、帝国が貴族の圧政に喘ぎその中でラインハルトが栄達していく、ということを丁寧に教えてくれるので初心者も安心(?)仕様でした。
ところどころフェザーンのルビンスキーおよびドミニクの二人がN○K解説委員のように登場し、政治社会背景ツッコミを入れてくれます。ドミニクさんのスリットから覗く腿に釘付けになります。
舞台の軸は、ラインハルトの栄達の光と影、と表現してもよいのではないでしょうか。
前述のようにヅカ銀英伝は、ラインハルトの物語として描かれます。(そのため、ラインハルトのライバルとして登場するヤンは、助役的な描かれ方しかしません。というか同盟の分量少ない。ヤンのことは後述。)
ともかく、ラインハルトを中心にして、キルヒアイスとの友情成立~ガイエスブルクの悲劇、女の子ヒルダのラインハルトへの憧れと女性社会進出・帝国変革の夢、陰謀渦巻く宮廷の構成員貴族たちと、それに疲れたアンネといった登場人物の心情を軸にして舞台は構成されています。
メインテーマである(と勝手に思っている)、ラインハルトの光と影という部分では、光はもちろんキルヒアイス、そして影をオーベルシュタインが担っています。オベは役割上キルヒアイスと対比させられるため、原作に比べ存在感の濃度が増し、帝国への憎悪を内心で燃え上がらせた参謀(若い)として描かれます。オベがイケメンです。キタロウです。何言ってるか判らないと思うが、舞台見ればいいよ!
オベが陰謀を担い、ラインハルトは帝国内の敵を着々と排除します。政治や戦争は綺麗事だけでは済まないのだ、とラインハルトはキルヒアイスに語ります。キルヒアイスは、それではルドルフと同じだ、と詰ります。
この辺のラインハルトの葛藤は、原作でもそうでしたが、ヅカ編でもクローズアップされて扱われ、最終的にはガイエスブルグのあの状態に至り、姉上も離れて行くラインハルト。
それに打ちひしがれるラインハルトを支えるのは、すごく女の子らしく改変されたヒルダさんでした。
ヒルダは、女の子らしく描かれていました。正直、原作よりよほど納得できる立ち回りというか背景、心情描写でした。
勉学する聡い貴族令嬢ヒルデガルドがパーティで元帥となったラインハルトと知り合い、自身の帝国に対する不満を述べそれを変えるのはラインハルトだ、とこの時点で断定。
その後、手紙のやりとりをしつつ押しかけ秘書に。もちろん、ラインハルトへの慕情も匂わせつつ。
恋する乙女の行動として、そして貴族令嬢っぽい立ち回りだと、納得できました。うん。
その他、帝国の話で気になったこと。
・皇帝が遺言でラインハルトに「帝国を変えるのがお前の宿命(要約)」と言ってました。賢帝になっちゃった。
・双璧の扱いは小さいです。諸提督もモブです。双璧、ビッテン、ケンプ、ワーレン、ルッツが登場します。
・アンスバッハは美形でありました。死んだ後の、死体姿完璧。
・幼少時のアンネ様がかわいい。さりげなく一言も喋らないミューゼル父の熱演に惚れる。
・ヴェストパーレさんらしき人が「赤毛ののっぽさん」って言ってました。小ネタ。
・フレーゲル出演します。紫でおかっぱ。
さて、お待たせしました同盟サイド。
主な登場人物は4名+憂国騎士団です。
ヤン、ユリアン、ジェシカ・エドワーズ、そして我らがトリューニヒト!
同盟サイドはアメリカを思いっきり意識してますね。公民権運動してんの?と感じるようなファッションと雰囲気。
ヤンは艦隊戦の合間にラインハルトの好敵手として登場し、その後、同盟の政治状況の掘り下げとともに、ラップ・ジェシカ・ヤンで三角関係があったんだよね、という話が挿入されます。
ヤンが軍人っぽく描かれていてびっくり。ヤンって軍人っぽくない軍人ってキャラのはずが、ヅカ的にそんなだらしない動き方ありえなーいと言わんばかりに改変され、ヤンは無意味な戦争を嫌う、英雄軍人といった描かれ方です。
びっくりしたのは、ジェシカを襲撃した憂国騎士団をヤンが活躍して追い払ったという…。ありえなーい。とツッコミを入れてしまいましたが、ヅカ銀英伝でのヤンは、あくまで軍人、という点が重視されているということでしょう。
ユリアンが良い狂言回しとなっていました。
えーっと、力尽きたので観想はとりあえずこの辺で。
あ、皆様にひとこと。ヅカ銀英伝、見て損はありません!
主観しか含まれていない感想文です。
チケットをとってくれた友人のお陰で、一階前寄り中央席で見られました。ありがとう、もつべきものは良き友よ。
羽背負って階段降りてくるラインハルト様に会えました。この休日に一片の悔いなし!
(でも直視できずにこっそり爆笑してしまいました。それだけでなく、開演から終幕まで、ずーっとにやにやしてました。)
率直に申し上げますと、個人的にヅカ銀英伝は”ものすごく楽しかった。”
というのも、大好きな銀英伝をですよ。天下の宝塚歌劇団が演じてくれる訳ですよ。
シナリオ関連はネタバレなので一番下に回しておきます。
とりあえず、主役はラインハルト様でした。それだけは間違いない。ヅカ銀英伝はラインハルトの話です。
-ヅカ
ヅカは初めて見ましたが、宝塚歌劇団はすごくハイレベルな演劇技能を持った劇団で、ヅカ・メソッドというのでしょうか、同一の表現様式で育成された人達だけに群舞の統一感もすごく、群衆モブさえも光っている。
歌も台詞回しもダンスもうまい! 情緒の表現もわかりやすい。もうね、演じてる人達すごい、と素直に思います。
(こういうのは、あまりテクニック寄りでない舞台を幾つか見ると、よくわかります)
-演出
演出や大道具の使い方巧いです。すごくスムーズに場面転換やダンス・歌が劇として流れていくんですよ。
舞台演出の中でおお!と思ったのは、宇宙戦のシーンを、舞台上にあるスクリーンに3Dを投影して、あたかも艦橋モニタがそこにあるかのように見せて艦隊戦を表現したこと。
原作知らない人でも理解できるし、原作知っている人は、艦橋モニタですね、わかります、という感じです。
舞台演出が洗練されています。道具を作るのではなくて、映像を投影して風景を作り出す、という手法がとても鮮やかに使われています。墓地の風景、昔のミューゼル家とキルヒアイス家の様子、宇宙の星雲など美しゅうございました。
-衣装
衣装凝ってました。何回着替えた。主役ラインハルトは3回以上、衣装換えてます。
ラインハルトに関して特筆すべきは、マント裁き。あの軽やかかつ滑らかなひらひら感を演出するマント、素敵です。そのマントをオーベルシュタインが頬ずりするので、途中どん引きというか、びっくりしました。
話の都合上、貴族たちが沢山出てくるのでドレスや貴族衣装があちこちターン、ジャンプ、ひらひらーっと踊っています。豪華でした。
同盟軍の軍服は、アニメや漫画のように短裾のジャンパーではなく、お尻が下半分まで隠れる丈のピーコート風で、黒の長靴にベレーがきまってました。ヤンかっこよかったよ。ヤンかっこよかったよ。大事なことなので(略)
-シナリオ(ネタバレ自重しませんので反転しておきます)
まず、導入で銀河帝国および自由惑星同盟の成立経緯をダイジェストで教えてくれる上、帝国が貴族の圧政に喘ぎその中でラインハルトが栄達していく、ということを丁寧に教えてくれるので初心者も安心(?)仕様でした。
ところどころフェザーンのルビンスキーおよびドミニクの二人がN○K解説委員のように登場し、政治社会背景ツッコミを入れてくれます。ドミニクさんのスリットから覗く腿に釘付けになります。
舞台の軸は、ラインハルトの栄達の光と影、と表現してもよいのではないでしょうか。
前述のようにヅカ銀英伝は、ラインハルトの物語として描かれます。(そのため、ラインハルトのライバルとして登場するヤンは、助役的な描かれ方しかしません。というか同盟の分量少ない。ヤンのことは後述。)
ともかく、ラインハルトを中心にして、キルヒアイスとの友情成立~ガイエスブルクの悲劇、女の子ヒルダのラインハルトへの憧れと女性社会進出・帝国変革の夢、陰謀渦巻く宮廷の構成員貴族たちと、それに疲れたアンネといった登場人物の心情を軸にして舞台は構成されています。
メインテーマである(と勝手に思っている)、ラインハルトの光と影という部分では、光はもちろんキルヒアイス、そして影をオーベルシュタインが担っています。オベは役割上キルヒアイスと対比させられるため、原作に比べ存在感の濃度が増し、帝国への憎悪を内心で燃え上がらせた参謀(若い)として描かれます。オベがイケメンです。キタロウです。何言ってるか判らないと思うが、舞台見ればいいよ!
オベが陰謀を担い、ラインハルトは帝国内の敵を着々と排除します。政治や戦争は綺麗事だけでは済まないのだ、とラインハルトはキルヒアイスに語ります。キルヒアイスは、それではルドルフと同じだ、と詰ります。
この辺のラインハルトの葛藤は、原作でもそうでしたが、ヅカ編でもクローズアップされて扱われ、最終的にはガイエスブルグのあの状態に至り、姉上も離れて行くラインハルト。
それに打ちひしがれるラインハルトを支えるのは、すごく女の子らしく改変されたヒルダさんでした。
ヒルダは、女の子らしく描かれていました。正直、原作よりよほど納得できる立ち回りというか背景、心情描写でした。
勉学する聡い貴族令嬢ヒルデガルドがパーティで元帥となったラインハルトと知り合い、自身の帝国に対する不満を述べそれを変えるのはラインハルトだ、とこの時点で断定。
その後、手紙のやりとりをしつつ押しかけ秘書に。もちろん、ラインハルトへの慕情も匂わせつつ。
恋する乙女の行動として、そして貴族令嬢っぽい立ち回りだと、納得できました。うん。
その他、帝国の話で気になったこと。
・皇帝が遺言でラインハルトに「帝国を変えるのがお前の宿命(要約)」と言ってました。賢帝になっちゃった。
・双璧の扱いは小さいです。諸提督もモブです。双璧、ビッテン、ケンプ、ワーレン、ルッツが登場します。
・アンスバッハは美形でありました。死んだ後の、死体姿完璧。
・幼少時のアンネ様がかわいい。さりげなく一言も喋らないミューゼル父の熱演に惚れる。
・ヴェストパーレさんらしき人が「赤毛ののっぽさん」って言ってました。小ネタ。
・フレーゲル出演します。紫でおかっぱ。
さて、お待たせしました同盟サイド。
主な登場人物は4名+憂国騎士団です。
ヤン、ユリアン、ジェシカ・エドワーズ、そして我らがトリューニヒト!
同盟サイドはアメリカを思いっきり意識してますね。公民権運動してんの?と感じるようなファッションと雰囲気。
ヤンは艦隊戦の合間にラインハルトの好敵手として登場し、その後、同盟の政治状況の掘り下げとともに、ラップ・ジェシカ・ヤンで三角関係があったんだよね、という話が挿入されます。
ヤンが軍人っぽく描かれていてびっくり。ヤンって軍人っぽくない軍人ってキャラのはずが、ヅカ的にそんなだらしない動き方ありえなーいと言わんばかりに改変され、ヤンは無意味な戦争を嫌う、英雄軍人といった描かれ方です。
びっくりしたのは、ジェシカを襲撃した憂国騎士団をヤンが活躍して追い払ったという…。ありえなーい。とツッコミを入れてしまいましたが、ヅカ銀英伝でのヤンは、あくまで軍人、という点が重視されているということでしょう。
ユリアンが良い狂言回しとなっていました。
えーっと、力尽きたので観想はとりあえずこの辺で。
あ、皆様にひとこと。ヅカ銀英伝、見て損はありません!
坂本真綾の新曲「モアザンワーズ」の中で、”自由って切なくないですか、大人になったんだね(一人になったんだね)”という一節があります。
仕事してると上記の一節の意味が、なんだか身に染みます。
選択って、リスクですね。
さらに、人を巻き込んでの選択って、責任をともなうリスクですね。
誰かに選択されている時は窮屈で堪らなかったのに、自分が選択する機会を手にすると、途端にその重みを感じますね。
誰かが何かを決めてくれるって、本当に、本当に楽なことなんですよね。
などと書いているのは、今日の業務は他人の指示下でヘルプが主だったので、指示されて仕事するって物凄く気楽だわーと思ったからです。
8時帰宅でも、ぜんぜん、memo書けるほどには気力が残っている。
ところでノートPCの分解は、無茶をしないことが大事です。
ねじは左上端から時計回りに外し、外装ねじと内部ねじを区別しましょう。
分解の目的を明確にし、事前に目的達成のための手順の勉強を(ネットや本で)しましょう。
目的の場所以外の、用がない部分、わからない場所は無闇に触らないようにしましょう。
最後に、壊れても泣かないようにデータバックアップはちゃんと取りましょう。
これを守れば、あと必要なのは分解する時間と勇気です!
沢山の拍手とメッセージ、ありがとうございます。
間遠な更新頻度にもかかわらず、沢山の方に見て頂けていることがわかって、とても有難く思います。
相変わらずの低速更新ですが、ちょっとずつでも楽しんで頂けるように私も頑張ります-。
仕事してると上記の一節の意味が、なんだか身に染みます。
選択って、リスクですね。
さらに、人を巻き込んでの選択って、責任をともなうリスクですね。
誰かに選択されている時は窮屈で堪らなかったのに、自分が選択する機会を手にすると、途端にその重みを感じますね。
誰かが何かを決めてくれるって、本当に、本当に楽なことなんですよね。
などと書いているのは、今日の業務は他人の指示下でヘルプが主だったので、指示されて仕事するって物凄く気楽だわーと思ったからです。
8時帰宅でも、ぜんぜん、memo書けるほどには気力が残っている。
ところでノートPCの分解は、無茶をしないことが大事です。
ねじは左上端から時計回りに外し、外装ねじと内部ねじを区別しましょう。
分解の目的を明確にし、事前に目的達成のための手順の勉強を(ネットや本で)しましょう。
目的の場所以外の、用がない部分、わからない場所は無闇に触らないようにしましょう。
最後に、壊れても泣かないようにデータバックアップはちゃんと取りましょう。
これを守れば、あと必要なのは分解する時間と勇気です!
沢山の拍手とメッセージ、ありがとうございます。
間遠な更新頻度にもかかわらず、沢山の方に見て頂けていることがわかって、とても有難く思います。
相変わらずの低速更新ですが、ちょっとずつでも楽しんで頂けるように私も頑張ります-。
忙しさが少し落ち着きつつも来月の業務が始まることに暗澹とした気分になります。
外回りが多そうなんですよね。
今週は月曜から木曜まで出張で飛び回り歩き回り、喋り回って大変疲れました。
でも色んな人と沢山お話できたのは楽しかったです。仕事でも会話で新発見って大事だな、と。
どうでもいいことなんですが、4年使っているノートPCのハードが最近怪しいです。かりかり音が次第に大きくなり、挙動が不安定で今日はファンが一瞬停まったり。
ということで、今日は仕事から戻ってカレーを食べた後、VAIOくんを分解して清掃してみたけれども分解するの正直とても大変だった、ふう。
しかしながらPCなんてものは基本構造はどれも変わらないので、カバーを固定するネジがどこにあるのかさえ把握していればノートPC分解はそれほど難しくない。
ねじを外して再度つけなおすのが一番大変でした。
収穫としては、HDD換装がとても簡単っぽいので新たなHDDなりSSDなりを購入して換装実行すればいいんじゃないか、と結論に至ったことでしょうか。
そうそう、ヅカ銀英伝をみるために、次の日曜日は大阪へ行きます。
初めての宝塚です。銀英伝がヅカになるなんて、感慨深いものです。
見に行ったら観想を書きますね。
小話を書いたので明日(というか今日?)あげます。
とりあえず眠いので寝てから…。
台風には皆さんお気をつけて-。
追記
拍手のほうへ上げました。
というのは、いつかの「兵士の噂話」の続きだから表ページにどう載せたものかと悩んだので。
外回りが多そうなんですよね。
今週は月曜から木曜まで出張で飛び回り歩き回り、喋り回って大変疲れました。
でも色んな人と沢山お話できたのは楽しかったです。仕事でも会話で新発見って大事だな、と。
どうでもいいことなんですが、4年使っているノートPCのハードが最近怪しいです。かりかり音が次第に大きくなり、挙動が不安定で今日はファンが一瞬停まったり。
ということで、今日は仕事から戻ってカレーを食べた後、VAIOくんを分解して清掃してみたけれども分解するの正直とても大変だった、ふう。
しかしながらPCなんてものは基本構造はどれも変わらないので、カバーを固定するネジがどこにあるのかさえ把握していればノートPC分解はそれほど難しくない。
ねじを外して再度つけなおすのが一番大変でした。
収穫としては、HDD換装がとても簡単っぽいので新たなHDDなりSSDなりを購入して換装実行すればいいんじゃないか、と結論に至ったことでしょうか。
そうそう、ヅカ銀英伝をみるために、次の日曜日は大阪へ行きます。
初めての宝塚です。銀英伝がヅカになるなんて、感慨深いものです。
見に行ったら観想を書きますね。
小話を書いたので明日(というか今日?)あげます。
とりあえず眠いので寝てから…。
台風には皆さんお気をつけて-。
追記
拍手のほうへ上げました。
というのは、いつかの「兵士の噂話」の続きだから表ページにどう載せたものかと悩んだので。