アッテンとヤンの関係について、ヤン・ファミリーは大なり小なりヤンに崇敬の念を抱いていたのではないかというご意見を頂きまして、確かにイゼルローン共和政府みたいに看板掲げてやっていくに際して、ヤン・ウェンリーは英雄として神の如く崇められていた面もあっただろうなーと、納得しました。
とはいえ、ヤンとアッテンの関係が始まったのはそれより随分前のことなので、もう少し考えてみました。
ヤンは、きっとつかみ所のない性格だったのでしょう。
他人とは違う感性や観点の持ち主で、アッテンは関心しつつ捉え所のなさに、時にぞっとするというか、永遠に理解出来ないかもしれないという距離感を覚えていた…と妄想します。
…こう考えると、ヤンはきっと彼自身が意識しないところで、沢山の人の反感を買っていた気がします。理解出来ないから、苛々するという感覚ですね。いわゆる主流派?の人々が、明確な動機として持っている出世欲やら権力欲を真っ向から否定する、というか価値を見出さないヤン。だけど出世しちゃうヤン。むかつきますね、これ。
アッテンは一般感覚も持ち合わせているけれど、彼自身が反骨精神旺盛だったことや、後輩という立ち位置によって単純な尊敬の念に嫉妬(もしあれば)を昇華できたろうと思います。
先輩と後輩という関係性は、二人の間で固定の立ち位置のような気がしますね。
・アッテンとキャゼルヌ
二人は共犯者、という関係が私の中ではしっくり来ます。どうしようもない、けれども凄い奴ヤンを陰に日向に支える二人です。
互いに別の分野で才覚を現しているので、認め合う雰囲気があったと思います。ただ、8つ歳が離れていることから、兄貴分はキャゼルヌで固定ですね。
キャゼルヌは管理官としてそれこそマネージメントが専門なので、目端が利く、むしろ利きすぎる機微に聡い人というイメージがあります。アッテン・ヤン・キャゼルヌという三人の関係の調整弁として機能していたのではないかと推測します。
アッテンとキャゼの関係性については、星に捧ぐで結構書いた気がするので、改めて書くことが少ない。ちなみに疲れたキャゼさんを癒すのは、もちろんオルタンス夫人。こっそり甘えてるといいと思います(笑)
・ヤンとキャゼルヌ
キャゼルヌは常に、ヤンに対して危機感みたいなものを抱いてたかなーと思ったりもします。
ヤンは才能と政治性がアンバランスすぎるので、どこかで躓かないか常に気にしてた気がします。ヤンがあそこまで出世して伸びたのは、もちろん本人の戦争に関する才能もあったと思いますが、シトレやキャゼルヌの影ながらのフォローが存在したからという気がします。本人にはやる気が全くないので。
ヤンからみたキャゼルヌは…なんだろう、先輩というより友人というニュアンスがしっくり来るかな。落ち着いて酒が飲めて、話も通じて…歳は6つ違いだけど、精神年齢は同じくらいな感覚だったかと。
同年代のラップやアッテンに対してはやっぱり仙人的付き合いだったけど、唯一キャゼとは対等な感じがしますね。
私自身が若い頃は、三人とも仲良しこよしで意見の相違も殆どないって見方をしていましたが、いま考えると全然そんなことないわーと、改めて書きながら思いました。
また何か思いついたら追補します。
拍手やメッセージ頂けて、とっても嬉しいです。
ありがとうございます! 力に変換して頑張ります!
とはいえ、ヤンとアッテンの関係が始まったのはそれより随分前のことなので、もう少し考えてみました。
ヤンは、きっとつかみ所のない性格だったのでしょう。
他人とは違う感性や観点の持ち主で、アッテンは関心しつつ捉え所のなさに、時にぞっとするというか、永遠に理解出来ないかもしれないという距離感を覚えていた…と妄想します。
…こう考えると、ヤンはきっと彼自身が意識しないところで、沢山の人の反感を買っていた気がします。理解出来ないから、苛々するという感覚ですね。いわゆる主流派?の人々が、明確な動機として持っている出世欲やら権力欲を真っ向から否定する、というか価値を見出さないヤン。だけど出世しちゃうヤン。むかつきますね、これ。
アッテンは一般感覚も持ち合わせているけれど、彼自身が反骨精神旺盛だったことや、後輩という立ち位置によって単純な尊敬の念に嫉妬(もしあれば)を昇華できたろうと思います。
先輩と後輩という関係性は、二人の間で固定の立ち位置のような気がしますね。
・アッテンとキャゼルヌ
二人は共犯者、という関係が私の中ではしっくり来ます。どうしようもない、けれども凄い奴ヤンを陰に日向に支える二人です。
互いに別の分野で才覚を現しているので、認め合う雰囲気があったと思います。ただ、8つ歳が離れていることから、兄貴分はキャゼルヌで固定ですね。
キャゼルヌは管理官としてそれこそマネージメントが専門なので、目端が利く、むしろ利きすぎる機微に聡い人というイメージがあります。アッテン・ヤン・キャゼルヌという三人の関係の調整弁として機能していたのではないかと推測します。
アッテンとキャゼの関係性については、星に捧ぐで結構書いた気がするので、改めて書くことが少ない。ちなみに疲れたキャゼさんを癒すのは、もちろんオルタンス夫人。こっそり甘えてるといいと思います(笑)
・ヤンとキャゼルヌ
キャゼルヌは常に、ヤンに対して危機感みたいなものを抱いてたかなーと思ったりもします。
ヤンは才能と政治性がアンバランスすぎるので、どこかで躓かないか常に気にしてた気がします。ヤンがあそこまで出世して伸びたのは、もちろん本人の戦争に関する才能もあったと思いますが、シトレやキャゼルヌの影ながらのフォローが存在したからという気がします。本人にはやる気が全くないので。
ヤンからみたキャゼルヌは…なんだろう、先輩というより友人というニュアンスがしっくり来るかな。落ち着いて酒が飲めて、話も通じて…歳は6つ違いだけど、精神年齢は同じくらいな感覚だったかと。
同年代のラップやアッテンに対してはやっぱり仙人的付き合いだったけど、唯一キャゼとは対等な感じがしますね。
私自身が若い頃は、三人とも仲良しこよしで意見の相違も殆どないって見方をしていましたが、いま考えると全然そんなことないわーと、改めて書きながら思いました。
また何か思いついたら追補します。
拍手やメッセージ頂けて、とっても嬉しいです。
ありがとうございます! 力に変換して頑張ります!
以下、拍手返信
4日
>蓮様
思いの丈をぶつけて下さってありがとうございます!
令嬢話は帝国サイドなので、残念ながらヤンが殆ど出ませんね。しかし、相手が誰でも良いと断言して下さって、なんというか嬉しいです。令嬢は令嬢なりの人生を歩んでいくことでしょう(笑)
そして変則的に接点を持たせたねんねこシリーズ、お楽しみ頂けたようで幸いです。ヤンは何事も批判的というか疑ってかかる癖があると思うので、これ本当に生物?と確かめないと気が済まないっぽいという気がします。でも変身を実際に見たら…どうなるかは、続きをお待ち下さい。
ヤンは(私からみると)謎多き男で、書きがいや考えがいがあるキャラで、この先も沢山描いていきたいと思っています。ただ、甘いお話とかにはならなさそうな雰囲気ですが!
鳥印のお話の発端が、仰る通りヘルツとランチしてるあのお話です。途中経過は本編2部で多少お話できるかと思います。食いしん坊万歳!
あと、ムキムキ令嬢に笑いました。でもコンラッド祖父様の美的感覚が軍人基準であれば、筋肉美こそ最高!って感じかもしれないです。腹筋割れてるの最高!みたいな。さすがに孫娘にそこまではさせないだろうけれど…まあ、食べるのが好きだからその分は運動しろよ、とは思ってそうです。
楽しいメッセージ、ありがとうございました!
>まるで駄めこ様
ヤンは想像力豊かで、だからこそ何事も検証してみないと気が済まず猫に破廉恥な真似をしてます(笑)
実際に人間と知ったら…というのを書くのが、いまから楽しみです。
キャゼとアッテンも「らしい」と仰って頂けて嬉しいです。キャゼはみんなの調整役という印象があんな感じになりました。
はからずも長くなったSS?ですが、また後日、改訂するつもりで頑張ります(笑)
メッセージありがとうございました!
>ヤンとアッテンボローの関係考察が~の方
崇敬の念、というお言葉、とっても納得しました。特に同盟を出奔してイゼルローンで独自勢力を築いてからは、特にそういう神格化…というか崇められるニュアンスが強まった気がします。
アッテンの「誰のために」j発言というのは、死後に「革命のためじゃなくて革命を体現する人のため~」という発言のことでしょうか。
もし違ったらあれですが、個人的にこの「体現する人のため」発言が実は私の中で物凄くひっかかっていて、額面通りに受け取ると「ヤンのため」って言い切ってるんですよね。だけど、お前の革命はヤンがいたからというのが一義なの!?と、好きなキャラだけにとても考えてしまいます。
まあ考えようによっては、民主主義理念を体現しようと努力する全ての人=イゼルローン共和政府のみんな、そして俺自身のためという風にも取れるのですが…また改めて考察したいところです。
対立意見を「そうだね」と言えるヤンと、真剣に受け取るアッテンの図というご説明、すごく的を得た表現だと思います。そう、ヤンとそもそも喧嘩にならないのは、「まあそういう意見もある」という風に流してしまうキャラだから…という気が私もします。のれんに腕押し。
ヤンは謎多き人物像として、個人的にはフリークになるくらい突き詰めて問い続けたい対象です(笑)
ぜひそのフリークの視点で、また何か突っ込みありましたらお教え下さい!
メッセージありがとうございました!
>nicolaさん
nicolaさんもサイトの更新お疲れ様です。いつも美しい絵に私も癒されております…リンツを何度も眺めてにやけてます(笑)
ヤンとアッテンって良いコンビだけど、性格的には全然違う感じがして、そうすると物事のとらえ方も変わるだろう…とあんな感じで葛藤してます。私の印象の中でですが。
アッテンの家族はそうですね、明るくてでも機微にも敏感な優しく大らかな印象で描いたつもりだったので、そう感じて頂けて嬉しすぎます!
銀河山吹伝説って爆笑してしまいました。とはいえ、確かに捏造具合は山吹版!と銘打ちたいところではあります…おこがましいことながら(笑) まだまだ精進が必要と書く度に思っております。今後も楽しんで頂けるように、妄想を沢山してアウトプットしていきたいと思います!
nicolaさん、ブルームハルトと同じくシャイな方だったんですね…ええ、そのお気持ちしかと受け取りました。いつになるかわからないけれど、ねんねこにも登場してもらうつもりですので!
そしてぜひ、次回の投票にはご参加下さい。
メッセージありがとうございました!
>アキ様
いつもメッセージ下さってありがとうございます。困ってるなんてとんでもないです。喜んで飛び上がっておりますよ。
帝国と同盟では言語が共通点の多い似た系統の、でも違う言語という原作設定なので、読み方が微妙に違うというのは大いにありえそうですね。うっかりパウルをポールと読み間違えたりしてそうです。
「髪型がお揃い」ってお話面白いですね。普段はカイルくらいまで切ってたけど、被るからあまり切らず少し長めに保つようになった…とか有り得ますね。でもカイルは他人の髪型とか興味なさそうなんで、お揃いと言われても「ふーん」で終わらせるかもしれません。
ラインハルトとキルヒアイスの描写に関しては、いつもラインハルトが生意気すぎないかな~と躊躇いつつ…あんな感じになっておりますが、「らしい」と感じて頂けたなら安心します。今後、彼らの成長した姿は登場予定ですが、まだ当分は子供時代をお楽しみ頂けると思います(笑)
「星に捧ぐ」のアッテンは、とにかく悩み多き男みたいになって、彼らしさがあんまり出せなかったかな~と反省することも多かったので、書き直すときにはアッテンの活躍場面を沢山仕込みたいと思っています。
そうでしたね、近いお国と仰っていましたね。それでは、冬本番ということで風邪などにはお気をつけて!
メッセージありがとうございました!
4日
>蓮様
思いの丈をぶつけて下さってありがとうございます!
令嬢話は帝国サイドなので、残念ながらヤンが殆ど出ませんね。しかし、相手が誰でも良いと断言して下さって、なんというか嬉しいです。令嬢は令嬢なりの人生を歩んでいくことでしょう(笑)
そして変則的に接点を持たせたねんねこシリーズ、お楽しみ頂けたようで幸いです。ヤンは何事も批判的というか疑ってかかる癖があると思うので、これ本当に生物?と確かめないと気が済まないっぽいという気がします。でも変身を実際に見たら…どうなるかは、続きをお待ち下さい。
ヤンは(私からみると)謎多き男で、書きがいや考えがいがあるキャラで、この先も沢山描いていきたいと思っています。ただ、甘いお話とかにはならなさそうな雰囲気ですが!
鳥印のお話の発端が、仰る通りヘルツとランチしてるあのお話です。途中経過は本編2部で多少お話できるかと思います。食いしん坊万歳!
あと、ムキムキ令嬢に笑いました。でもコンラッド祖父様の美的感覚が軍人基準であれば、筋肉美こそ最高!って感じかもしれないです。腹筋割れてるの最高!みたいな。さすがに孫娘にそこまではさせないだろうけれど…まあ、食べるのが好きだからその分は運動しろよ、とは思ってそうです。
楽しいメッセージ、ありがとうございました!
>まるで駄めこ様
ヤンは想像力豊かで、だからこそ何事も検証してみないと気が済まず猫に破廉恥な真似をしてます(笑)
実際に人間と知ったら…というのを書くのが、いまから楽しみです。
キャゼとアッテンも「らしい」と仰って頂けて嬉しいです。キャゼはみんなの調整役という印象があんな感じになりました。
はからずも長くなったSS?ですが、また後日、改訂するつもりで頑張ります(笑)
メッセージありがとうございました!
>ヤンとアッテンボローの関係考察が~の方
崇敬の念、というお言葉、とっても納得しました。特に同盟を出奔してイゼルローンで独自勢力を築いてからは、特にそういう神格化…というか崇められるニュアンスが強まった気がします。
アッテンの「誰のために」j発言というのは、死後に「革命のためじゃなくて革命を体現する人のため~」という発言のことでしょうか。
もし違ったらあれですが、個人的にこの「体現する人のため」発言が実は私の中で物凄くひっかかっていて、額面通りに受け取ると「ヤンのため」って言い切ってるんですよね。だけど、お前の革命はヤンがいたからというのが一義なの!?と、好きなキャラだけにとても考えてしまいます。
まあ考えようによっては、民主主義理念を体現しようと努力する全ての人=イゼルローン共和政府のみんな、そして俺自身のためという風にも取れるのですが…また改めて考察したいところです。
対立意見を「そうだね」と言えるヤンと、真剣に受け取るアッテンの図というご説明、すごく的を得た表現だと思います。そう、ヤンとそもそも喧嘩にならないのは、「まあそういう意見もある」という風に流してしまうキャラだから…という気が私もします。のれんに腕押し。
ヤンは謎多き人物像として、個人的にはフリークになるくらい突き詰めて問い続けたい対象です(笑)
ぜひそのフリークの視点で、また何か突っ込みありましたらお教え下さい!
メッセージありがとうございました!
>nicolaさん
nicolaさんもサイトの更新お疲れ様です。いつも美しい絵に私も癒されております…リンツを何度も眺めてにやけてます(笑)
ヤンとアッテンって良いコンビだけど、性格的には全然違う感じがして、そうすると物事のとらえ方も変わるだろう…とあんな感じで葛藤してます。私の印象の中でですが。
アッテンの家族はそうですね、明るくてでも機微にも敏感な優しく大らかな印象で描いたつもりだったので、そう感じて頂けて嬉しすぎます!
銀河山吹伝説って爆笑してしまいました。とはいえ、確かに捏造具合は山吹版!と銘打ちたいところではあります…おこがましいことながら(笑) まだまだ精進が必要と書く度に思っております。今後も楽しんで頂けるように、妄想を沢山してアウトプットしていきたいと思います!
nicolaさん、ブルームハルトと同じくシャイな方だったんですね…ええ、そのお気持ちしかと受け取りました。いつになるかわからないけれど、ねんねこにも登場してもらうつもりですので!
そしてぜひ、次回の投票にはご参加下さい。
メッセージありがとうございました!
>アキ様
いつもメッセージ下さってありがとうございます。困ってるなんてとんでもないです。喜んで飛び上がっておりますよ。
帝国と同盟では言語が共通点の多い似た系統の、でも違う言語という原作設定なので、読み方が微妙に違うというのは大いにありえそうですね。うっかりパウルをポールと読み間違えたりしてそうです。
「髪型がお揃い」ってお話面白いですね。普段はカイルくらいまで切ってたけど、被るからあまり切らず少し長めに保つようになった…とか有り得ますね。でもカイルは他人の髪型とか興味なさそうなんで、お揃いと言われても「ふーん」で終わらせるかもしれません。
ラインハルトとキルヒアイスの描写に関しては、いつもラインハルトが生意気すぎないかな~と躊躇いつつ…あんな感じになっておりますが、「らしい」と感じて頂けたなら安心します。今後、彼らの成長した姿は登場予定ですが、まだ当分は子供時代をお楽しみ頂けると思います(笑)
「星に捧ぐ」のアッテンは、とにかく悩み多き男みたいになって、彼らしさがあんまり出せなかったかな~と反省することも多かったので、書き直すときにはアッテンの活躍場面を沢山仕込みたいと思っています。
そうでしたね、近いお国と仰っていましたね。それでは、冬本番ということで風邪などにはお気をつけて!
メッセージありがとうございました!
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