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2025/02/02 18:57 |
足跡
ゆく河の流れは絶えずして、という方丈記の出だしは学生時代に覚えるものですが、この気持ちを実感として抱けるようになったのはここ最近のことのような気がします。
大きな流れに押し流され、月日があっという間に過ぎていく。その中で交わる顔触れが変わっていくのも、また抗えない流れのようです。

当たり前ですが、組織は多様な個人で構成されていて、他人には他人の事情があり、その交差点のひとつとして仕事場があるだけで、他人の人生全てを推し量ることはできないし、そんな暇は自分の人生にはないわけですね。
人生ですれ違う人は沢山いるけれど、私の中に足跡を残していく人は、もしくは私がその足跡を大切に押し戴く人というのは限られています。
ただ、忘れてしまう人のことでも、私の中に積み重なっていく物事は確かにあって、ああ、そんなこともあったなあ、と懐かしく思うこともなくはない。
なんだか感傷的なことを言ってるようですが、大した話ではないのです。
何年か前に、取引先の方が異動していったことをここの日記に書いたのですが、その人が出世して戻ってきたことが、なんだか面白おかしくて。
途切れたと思った縁がまた繋がる面白さといいますか。こういうのは、長く生きれば生きるほど味わえるものかと思います。
はてさて、相手が私のことを覚えて下さってるかはわかりませんが。
私とすれ違った人の中に、私という足跡を残せるように生きていきたいものです。

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2013/05/15 01:09 | 雑記

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