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2025/02/11 16:05 |
明日から
ちょっと遠方へ行って参ります。
戻りは金曜ですが、その後も予定が立て込んでいて今週は更新できるかどうか…。
ま、お盆ですしちょっと後ろ向いてのんびりするのも良いと思います。


以下、萌えには関係ない話。
戦争関連。やや政治的かもしれないので、一応反転しておきます。

お盆になると戦争、歴史関連のニュースが世間に増えますが、そうでないより正しいことのような気がします。
人間は忘れる生き物ですし、経験しない事柄に対する想像力というのも人の差があります。
だから、無理矢理にでも、雰囲気だけであっても、過ぎたことを悔やんだり、考えたりする時間は無駄ではない。
国、国家、政府、そういう大きなものに巻き込まれてしまう物の考えがあるけれども、大事なのはいつも個人、人と人との関係であると私は信じています。
その人そのものをよく知りもせず、あやふやな概念に引っ張り回され、自分のそれと違うからといって、異なる国や文化、宗教、立場、経歴などなどを貶め蔑むことは寂しいことです。
そういったやり方で得た優越感は単なるハリボテですし、他人の頭に足を乗っけて自らを誇るに等しいことだと思います。
何が正しく、何が間違っているか、それは見方や立場によって当然ことなってきます。
自分が誰かと、何かと対立したときには、相手から自分はどう見えてみるのか、本当に対立しているのか、対立して得るもの、また失うものは何か、そういったことをひとつずつ、自分自身が明らかにする努力は必要な気がします。
けれど大きなことにまつわる判断は個人レベルではとても難しいことであるから、以前に何があったか、なぜそうなったかを見直して、同じ轍を踏まないように、自分がそういう状況に直面したときにはどうすべきかを冷静に検討できるように、過去を振り返るのだと思います。

銀英伝は戦記もので、あちこちでドンパチやって、勇敢に戦う提督方はかっこいいと感じられることも多いです。
けれど戦争や軍人は単純に美化、賛美すべきものでもないと思うのです。
軍人がうだうだ悩んでいては戦えませんが、私は彼らがなんの感慨もなく右手を振り下ろして相手を殺していたとは考えたくない、と思ってしまいます。
宇宙戦は死ぬ人間が目の前にいるわけでもありませんし、ボタンひとつ、かけ声ひとつで相手を殺せる状況ですから、葛藤することも少ないのだろうと想像しています。だけど見えない場所では確実に誰か死んでるわけで、悲惨ですね。ひどいですね。
軍人が悪い、と言いたいのではないんです。戦争は忌むべきことであるが、戦争の中で戦った者はみな美しい、みたいなことを戦後の文化人が書いたのですが、まさにその通りです。
イギリスでドイツと戦ったことを誇りとしている退役兵の方と話す機会がありましたが、戦ったことはその人間にとっては確かに誇りであり、栄光の日々なんです。
でも実際のところ、ただそういった光で醜く、辛い部分を覆っているだけな気がします。
戦争を知らないこの時代、エンターテイメントの力もあって、戦争や軍人、軍隊というものがある種、魅力的に映ることもあります。(私も軍服萌えとか広言してるし)
ただ、軍隊は、権力や政府という正統性の下に殺人を行う組織という面があり、それを忘れてはならないと思うのです。



そういう時期、ということでお目こぼし下さい。
お読み下さってありがとうございました!

追記
このぬくぬく日本において、政治やらについて語る事は、残念ながら私の周囲では肯定的に捉えられません。
あまり表(リアル)で語らないことを、あえてここで言うにも実は後ろめたさがあるのです。
別に二次創作のサイトなんだし萌えだけ語っていればいいだろう、という考え方もあるし。
さっきまで、上に「うざい語りですみません」と入れていたのですが、私自身がこういう事柄を考えること、語ることを「鬱陶しい、暑苦しい、面倒だ」と感じる部分があるのだろう、とご指摘を受けて考えました。
楽しい毎日に面倒なこと考えなくてもいいではないか。お金があれば、とりあえず毎日は問題なく過ぎていく、わざわざ、なんでそんなことを?
そういう視点を、私は自分の中に持っているし、割とそういった視点がメジャーなのではないか、と感じるのですね。
反転を読んで下さった方には、それが「うざい語りである」と書いた私が宣言してしまうのは、押しつけがましかったかもしれないと反省致しました。どう感じるかは、受け手の自由なので。
というわけで、言い直すことにいたしました。


拍手やメッセージでの応援ありがとうございます。
いつも励みになります!


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2010/08/10 23:40 | 更新

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